リターンライダー サーキットへ行く!

サーキットビギナーがバイクの奥深さにはまっていく日記です

サーキット走行 袖ケ浦1回目

(前回からの続きです)

 

さて、そんなこんなで午前中に袖ケ浦のサーキットライセンスを無事取得できたので午後から1本だけサーキットを走ってみることにしました。

 

ライセンスを受け取ったらその足で事務所に走行券を買いに行きます。

 

袖ケ浦フォレストレースウェイではスポーツ走行に予約は必要なく、当日券のみの販売となります。ただ走行券の販売開始はなるべく多くの人が公平に購入できるように走行枠の1時間前となります。つまり13時の走行枠の場合は12時が販売開始時間になり、それにより例えば13時枠が売り切れてしまっても、14時枠は13時販売開始になるので13時枠で走行しているライダーは販売開始時間には間に合わないことになります。もちろん30分間の走行終了後走行券が余っていれば購入できますが、少なくとも当日サーキットに行って1本も走れなかった、ということがなくなるようなシステムになっています。

 

私も13時からの走行券を買いました。平日だったので30分で3,600円でした。ちなみに休日は4,200円になります。袖ケ浦ではポイントカードがあり、12回走行すると1回走行無料となる特典があります。ただし有効期限は1年間。つまり1ヶ月に1回走行するともう一回走れると・・。さて、どれだけ走りに来られるかな・・。

 

ところで午前中の講習会を受けているあたりから気になっていたのですが、午後の走行枠のためなのかレーサー仕様のいかついバイクのトランポ軍団やカスタムされたリッターバイクたちが続々とサーキットに集まって来ていました。まさか、午後の枠で一緒に走ることにならないよね・・・。いや、普通なるよねw。

 

よっぽど1枠ずらして14時枠にしようかと思ったのですが、結構気温も上がって暑くなってたし、帰りもゴミ袋にツナギを入れてヨロヨロしながら家に帰らないといけないのでここは一つ気合いで13時枠にしてしまいました。

 

事前の予習では250ccでは1分30秒付近が初心者の壁らしいので、今回1分40秒から50秒で走るとして・・・、上手い人は10秒台で走るらしいのでその差30秒。上手い人の4周が私の3周w。つまり上手い人は4周ごとに私を上手にクリアしなければならないというハンデが!

 

これぞ動くパイロン!

ちょっとマリオカート的な何かを思い出してしまった・・・。申し訳ない(涙)。

 

がんばって練習して邪魔にならないようになりますのでしばらくの間ご迷惑をおかけします。

 

さて走行の準備ですが、ちょっと遠慮して遠いところのピットを使用します。

 

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荷物はこれだけ。

 

ミラーは取り外し、ヘッドライト、前後のウインカー、ブレーキランプは荷造り用のガムテープでテーピングをします。

 

あと、先日衝動買いしたGPSロガーLT-Q6000Sとあとで復習をするために動画用カメラをセットします。

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迷惑をかけないように写真撮影は控えたのですが、午前中から早めに来られてた方たちは何かのレース前の練習か何かなんでしょうか。レーサー仕様のバイクをはじめ百戦錬磨的なごっついバイク軍団で、すごい機材もそろえてちょっとしたキャンプ場状態になってました。

 

ほんとに私なんかが走っていいんでしょうか。やっぱり不安になります。

 

13時の走行時間になるとアナウンスが始まります。なるべく最後尾付近にならんでチケット回収を待ちます。さあ念願のコースインです!

 

一応走行中の動画は撮影したのですが、お見せするほどの内容ではないのでアップしませんが、フルバンク状態での高速コーナーでインから華麗にパスされたり、ホームストレートでの相対速度100km/時での追い越されシーンは圧巻です!(自虐)

 

さすがに走り始めて20分くらいで緊張や疲労から集中力が切れかかって来たので一旦ピットイン。少し休みつつ、自分のこれまでの走行を思い返して事前の予習と照らし合わせて反省。残り6-7分くらいの時点で再度コースイン。すべての操作を丁寧に、そして楽しみながら残りの時間を走りました。

あとで確認すると休憩後の走行で今回のベストタイムが出ていました。といっても1分40秒というお恥ずかしいタイムでしたが、今回の目標は「転ばず完走する」でしたので、まあ最初にしては自分的には満足かな、と。

 

いやあ、でもすごく楽しかった!それにいろいろ勉強になりました。フルブレーキングから徐々にブレーキを緩めながらフロントに荷重を残した状態でのコーナリングでフロントが地面に食い込んでグイッと曲がっていく感覚など、事前に書籍やネットで勉強していたことをあらためて経験することができました。ただコーナリング中の「トラクション」については私のアクセルの開け方がおかしいのか、タイヤが純正のバイアスタイヤが問題なのか、はたまた空気圧が高すぎるのかわからないのですが、アクセルを開けていくとリアが逃げていく感じがちょっと怖くて「これがトラクションというものか!」というものまでは感じることができませんでした。前のオーナーが大切に室内保管して走行距離も2,700kmほどというタイヤの溝も十分にあるきれいなバイクなのですが、タイヤは2015年式の純正バイアスタイヤなので本格的にサーキットを走るならそろそろ新品のラジアルタイヤに交換した方がいいかもしれません。自分の腕が下手なのをタイヤやバイクのせいにするのは嫌なので道具だけはよいものを使いたいかな。

 

実は5年ほど前に雑誌社主催のライディングパーティーというサーキット走行会で袖ケ浦は走ったことがありました。そのときはNinja1000に乗っておりビギナー枠での走行ではありましたが、ストレートでのちょっと魂が数ミリほど後ろにおいていかれそうになるほどの強烈な加速と、しっとりとしたコーナリングと立ち上がりの豪快な加速はそれはそれはとても気持ちよくて本当に楽しかったです。

たぶん今の私でもそういったリッターバイクに乗ればコーナリングは下手くそでも、直線番長よろしく余裕で今回のタイムを切ることはできたと思います。でも今は華麗にバイクを操ってコーナーを駆け抜け、美しくサーキットを走りたい、見せかけではなく本当にバイクが上手くなりたいという思いが強く、今回はあえて250ccからスタートしてみました。(ただあまりにも他の方との速度差があると危険なので、大きなサーキット用に早めに600ccクラスを増車するかもしれません。)

 

9月にはトミンモーターランドで開催されるSRTTトミン体験スマイル走行会、10月には2りんかん主催の筑波サーキット走行会でSRTTレッスンクラスに申し込んでいますので、しっかり基本から学んでいきたいと思います。