リターンライダー サーキットへ行く!

サーキットビギナーがバイクの奥深さにはまっていく日記です

SRTTトミン体験スマイル走行会(2回目)

3月21日(木・祝)にトミンモーターランドで行われたSRTTトミン体験スマイル走行会に参加してきました。昨年9月以来2回目の参加です。

 

今回はとりあえずサーキット走行の勘を取り戻すことと基本の再確認が目的です。

 

ところが朝から天気はあいにくの雨。午後からは晴れるようですが、路面は完全にウェット。転倒以来タイヤの滑る感覚がトラウマになって恐る恐るバイクに乗っている私としては転倒する未来しか見えません!本格復帰第一弾がこれとは。。(涙)

 

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走行クラスは4クラス中一番下の先導クラス。前回9月の時点では最終的に内藤先生の真後ろと走らせてもらっていた関係か、先導クラス5台中真ん中の3番目からスタート。自信喪失中なのでできれば一番後ろがよかったんですが仕方ありません。無理せずがんばってみます。まあ前2台がリッターバイクなので、ハイパワーバイク2台が濡れた路面でコケなければ軽くて馬力のない250ccなら大丈夫かな、と自分にいい聞かせながらとにかく雨の中を慎重に走るのみです。

 

最初の上級クラスの走行開始時にはほぼ雨はやんでおり、徐々にコース路面も乾き始めています。私のクラスが走り出す直前にはだいぶ乾いてきておりかなり安心していたのですが、走行開始直前から再びまさかの雨!路面は完全ウェットに逆戻り・・。

 

かなりビビりながら内藤先生が先導する前のバイク2台に遅れないようにがんばってついて行きます。とにかく意地でも絶対コケないことだけを目標に、コーナーではバンク角を最小限にするためにオーバーなほど全身をつかって体重移動し、「雨なのに逆にヒザ擦るんじゃない?」くらいのハングオフで走っていました。もちろんアクセルやブレーキにも神経を張り巡らして繊細に操作し、とにかくすべての動作を滑らかに行うようにしました。途中から本格的に雨が降り始めましたが、雨の中でも意外とタイヤがしっかりグリップしてちゃんと走れることを身をもって体験することができ、この1本目の走行で転倒のトラウマをだいぶ払拭することができました。

 

2本目はハーフウェットで速度レンジが上がってくるとさすがに前2台のリッターバイクから離れてしまうようになり、3本目からは他の講師の方が私専属で先導していただけることになりました。走行ラインは内藤先生と違い、サーキットでよく見るコーナーのインに早く着いて最短距離で曲がるラインで先導していただきました。250ccの速度を保ったままコーナーを抜けるラインというよりも、今後大型にステップアップした際に役立つラインとのことです。これまでの侵入からやや大回りしてイン側の縁石に徐々に近づきクリップにつくラインではなく、早々にインについてそのままコーナーを抜けるラインのため、これまでよりもかなり内側に向けて突っ込みつつブレーキングを行い、その勢いのままバンクして遠心力でタイヤを地面に押しつけ、その遠心力を感じたままクリップをかすめて立ち上がる感じです。タイヤのグリップ力にかなり頼ったラインと思われますが、3本目の時点では路面はほぼドライで、雨の中の走行ですでに自信を回復していた関係で自分としてはかなり積極的に攻めていけたと思います。前回9月の時点では4本目の最終でやっと33秒台数回、ベストは一回だけ出た32秒台の32.487秒だったのですが、今回は3本目後半から33秒台を連発、4本目では32秒台を連発することができました。ベストは32.355秒とベストでもわずかに9月の記録を更新することができました。リハビリ目的だったことを考えれば上出来かと。

 

あとよかったことは、2本目の途中くらいでコーナリング中にふと冷静になって自分を観察できた瞬間があったのですが、フルバンク中にバイクを下半身でガッチリホールドできており、完全に腕の力が抜け全くハンドルに力を入れずに右手2本の指でブレーキレバーを繊細に調節できていたことに気づきました。おそらく雨の中で走行した際に滑らかな動きを意識して知らず知らずの間に出来るようになっていた可能性と、転倒事故後かなり意識して下半身や体幹の筋力や柔軟性を鍛えてきた成果ではないかと思います。またトミン唯一の左コーナーについてもやや苦手意識があったんですが、オーバーアクション気味に最終コーナーを見る勢いで体をひねって振り返りつつコーナーに侵入するときれいにクリップについて小さく抜けることが出来るようになりました。

 

 

以上よかったことをまとめますと、

・ 今回最初の雨天走行のおかげで繊細な操作を学ぶことができた。

・ ウェットでも思った以上にタイヤはグリップしてくれることに気づいた。

・ バイクを下半身だけでホールドし、ハンドルに無駄な力をかけずブレーキを繊細に扱うことができるようになったことで、コーナーをきれいに曲がることができるようになった。

・ コーナリング中にタイヤのグリップ力と遠心力を感じることができ、トラウマをかなり払拭することができた。

 

逆に課題としては

・ 途中疲労から操作が雑になってきていたので、今後さらに体力を付ける必要がある。

 

です。

 

各走行枠後半は体力を使い果たし、精神的にもバテてしまって途中で息をすることを忘れていた位でした。翌日気がついたのですが、背中やふくらはぎの疲労や筋肉痛に加え、なぜかこめかみが筋肉痛になっていました。多分相当歯を食いしばっていたのではないかと思います。

体力の増強や体幹から下半身の筋力強化はバイクがうまくなるためには絶対に必要なんだということを今回の経験であらためて認識することができました。

 

どんどん走って必要な筋力や体力を付けていきたいと思います。

 

とても充実し、楽しい1日でした!

またSRTT参加します!