リターンライダー サーキットへ行く!

サーキットビギナーがバイクの奥深さにはまっていく日記です

SRTT体験スマイル走行会(トミンモーターランド)

昨日9月22日に茨城県かすみがうら市にあるトミンモーターランドで開催されたSRTT主催の体験スマイル走行会に初参加してきました。

 

天気予報では曇りのち晴れだったのですが、前日夜は大雨で、家を出発した朝6時頃もまだ小雨が降っていました。少し現地の天気が心配だったのですが、多少のにわか雨もやむなしという気持ちでとりあえずバイクを積んだトランポでトミンに向かいました。

 

途中コンビニに寄りつつ8時前にトミンについたのですが、すでに結構な数のバイクやトランポが駐車場に停まっていました。初参加だったのでどうしていいかわからなかったのですが、他の方の様子をみつつ私もバイクを降ろしたりテーピングをしたり準備を始めることにしました。

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その後受付が始まり、必要事項を記入した上で校長の内藤先生に提出。初参加のため4クラスのうちで最も下の先導付きクラスであるDクラスでの走行になりました。

 

原則1本20分でA→C→B→Dの順に走ります。先導付きのDクラスでは速い人ほど前を走り、数周ごとに全員ピットインした上で内藤先生の指示で順番を入れ替えられます。Dクラスを卒業し、先導なしのCクラスに上がるためには少なくともDクラスの先頭を走れるようになる必要があり、タイムも1分33秒以下が必要だそうです。また一旦Cクラスに上がっても再びDクラスへの降格もあるそうで、初心者の私にはなかなか高い壁に思えます。

 

天気はなんとか持ってくれており、油断はできないものの路面は徐々に乾いてきて1本目から一応ドライコンディションでの走行となりました。

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1本目はDクラス10人ほどの中で私は自主的に後ろから2番目に入りましたが、ペースが上がり始めると前の人にかなり遅れるようになってしまい、内藤先生の指示で列の一番最後尾になってしまいました。初っぱなからちょっとへこみましたが、初めてのコースでこれも仕方ないと、ひとまずはすぐ前を走るNinja250について行くことを目標としました。

 

先導は内藤先生以外にも何人かのライダーが担当してくれており、レベルに合わせて数名ごとに担任のように走ってくれます。このときは内藤先生が最も速いクラス、他の男性ライダーが真ん中のクラス、女性ライダーが最後尾の私とNinja250の2台を先導してくれました。後に指導していただきましたが、とにかくラインがダメダメで、出口で膨らんだりクリッピングポイントにつけていなかったりとまずはライン取りからしっかりと勉強する必要がありました。

 

原因の一つとしてブレーキの使い方が下手なことに気づきました。ブレーキングしながらフロントに荷重をかけつつコーナーに入るのですが、それが強すぎるのか、ブレーキ開始が早すぎるのか、コーナー途中で失速しかけてしまうのでついついアクセルを早めに開けることになってしまい、結局アクセルをパーシャルでだらだら開け続けたり、前に追いつこうと早く大きく開けすぎてラインが膨らんでしまっていました。

そこで2本目、3本目はアドバイスを受けてフロントブレーキをコーナー中央付近までわずかに引きずり、そこでスッとブレーキをリリースしたのをきっかけにバイクの向きが変わってからアクセルを開けていくことに注意してパーシャルの時間を極力なくすようにしました。また先導してくれるライダーのラインをきっちり追いながらクリッピングポイントに必ずつくように心がけていくとかなりスムースに走れるようになってきました。また、ギアの選択もわかってきて、最終コーナーを立ち上がってからホームストレートで2速から3速に上げたあと、奥の右ヘアピンの前の緩やかな左コーナーをクリアした直後2速に落として以後2速キープで二つのヘアピンから最終コーナーをクリアする方法が今の自分のレベルでは一番よかった感じです。

 

その後は徐々に走行順が繰り上がっていき、また午後にはCクラスに数名昇格してDクラスの先頭グループだった人が抜けたおかげで、3本目の後半と4本目は内藤先生の真後ろである先頭や2番目をCBR250Rの方と入れ替わりつつ走らせてもらえるようになりました。

もちろん他の先導していただいた先生方も雲の上のような存在でしたが、特に内藤先生の真後ろで先生の美しいフォームや走行ラインを見させていただけたことはとても勉強になりました。

特に自分自身ずっと気になっていたコーナリング時のフォームについて、4本目の前に内藤先生や女性の先生からご指摘いただき、その的確なアドバイスに目からうろこ状態になっていました。実際にバイクにまたがった状態で指導していただき、上半身がコーナー内側に入っていないため、ハンドルのセルフステアを妨げていたり、外側のタンクにしっかり荷重できない原因になっていることなど、ものすごく多くの気づきを得ることができました。

 

それを実践してみるため、4本目は(3本目のBクラスの事故の影響で)10分間だけの走行となりましたが、意識的にコーナリング中に内側の肩を下に落とし頭を内側のグリップエンド付近まで持って行くようにしてみましたが、(フォームのぎこちなさは置いておいて、)びっくりするくらいバイクがよく曲がるようになり、今までいかにセルフステアを邪魔していたのか身をもって理解することができました。またタイム的にも内藤先生の真後ろを走行している時に1分33秒台、1分32秒台をそれぞれ1回づつマークすることができており、まずはこのペースを維持して走り続けられるようになることが次回の目標となりました。

 

まだまだ初心者枠から脱することはできませんが、朝から各先生方より適宜的確なアドバイスをいただけたことで、夕方にはしっかりと自分の成長を感じられることができました。やはり自己流はいけないな、と反省しきりです。

今年は仕事の都合でSRTTには参加できないのですが、教えていただいたことを消化して自分のものにできるように、袖ケ浦などで自主練に励みたいと思います。

 

内藤先生をはじめ各先生方、参加されているライダーの皆さんもみなとても気さくで初めてでしたが参加しやすかったです。来年のSRTTの予定が発表されたら、それに合わせて自分の休みを調整してぜひまた参加したいと思います。

 

本当に楽しくて勉強になったので参加してよかったです。