リターンライダー サーキットへ行く!

サーキットビギナーがバイクの奥深さにはまっていく日記です

GPSロガーについて QSTARZ LT-Q6000S

サーキット走行に興味を持ち、走行会やレッスンクラスで教えてもらうようになると必要になってくるのが自身のラップタイムを確認するためのタイマー。

 

ラップタイマーは大きく分けて二つに分かれています。

 

磁気式とGPS式です。

 

それぞれメリットデメリットがありますが、P-LAPやLAP SHOTに代表される磁気式は比較的安価で機能もわかりやすい反面、コースに埋め込まれた磁気を読み取るセンサーを車体下に装着しなければなりません。

 

P-LAP

http://www.tag-ami.co.jp/p_lap3/introduction.html

 

LAP SHOT

 

 

 

一方GPS式は人工衛星の電波を利用してタイムを計測するので手軽に利用でき、大まかなタイムでよければスマホのアプリを利用することさえできます。

有名な専用のGPSラップタイマーはDigSpiceとLT-Q6000Sがあります。

 

DigSpice 

DigSpice » サーキットタイマーアプリ

  

 

LT-Q6000S[GNSS]

http://racing.qstarz.com/Japan/JP-Products/LT-6000S2.html

(注意:ネット通販では新旧の型が混在していますが、 [GNSS]という型番がついた物が最新版です。ご注意ください。)

 

いずれもラップタイムの計測はもちろん、GPSロガーとしてあとでコース上の走行ラインや加減速などの走行状態をパソコンで確認することができます。

この二つの大きな違いはディスプレイがついているかどうかという部分になります。

 

DigSpiceはディスプレイを搭載していないGPSロガーで、スマホやパソコンに接続して使うことが前提とされています。もちろんスマホBluetooth接続すれば走行中にリアルタイムにラップタイムを確認することができます。利点は本体が非常にコンパクトでバッテリー駆動のため、 とりあえずタンデムシートにガムテープで固定してしまえば使えるところです。またLT-Q6000S[GNSS]の価格が平均6万円前後するところが4万円ちょっとで購入できるので、磁気式の2倍程度の値段はするものの手軽さや自分の走行状態を復習するための機能の豊富さなどを考えると第一候補となりえます。

 

ただ、私にとってはスマホを操作しないとその場でタイムを確認できない、という部分に少し不安が残りました。

 

多くの方もされていると思いますが、私もバイクではスマホをナビ代わりに利用しています。そのとき不便なのは「グローブをしたまま操作できない」ということです。

 

果たしてサーキット走行開始時に、いちいち脱着しづらいレーシンググローブをその都度はずしてスマホを操作できるのか疑問だったのです。

 

そういった意味では私にとっては物理ボタンが必須であり、多機能だが高価なLT-Q6000S[GNSS]か、シンプル安価なLAP SHOTなどの磁気式という選択となりました。

 

ただラップタイマーを今後増車予定のミドルクラスバイクとの共用を考えている私にとって、磁気センサーの設置と配線が必要な磁気式は頻回な付け替えが現実的ではなく、バッテリー駆動でかつステーでぽん付けできるGPS式ははずせないと判断しました。

 

そして何週間も悩んでいたところ、偶然安価なLT-Q6000S[GNSS]をネットで発見したためその場で衝動買いしてしまいました。他と比較すると偽物かと疑ってしまうレベルで安かったです。

 

store.shopping.yahoo.co.jp

※リンクが古くなっている場合は価格が変わっている可能性があります。

あと上記ショップの品番が「LT-6000S GNSS」と間違って表記されていますが、間違いなく「LT-Q6000S[GNSS]」が送られてきましたからご安心を(笑)。

 

私が購入した2018年8月時点では税込み52,000円で最安。もちろん最新の[GNSS]で、車用の吸着ステイと外付けGPSアンテナもセットになったものでした。

 

バイク用のステイは別売りだったのでとりあえず純正のウイングステー(外付けGPSアンテナ用の穴付き)を購入しましたが、ちょっといろいろ固定場所に問題があったのでそれについては後日まとめてレビューします。

 

ちなみにステーはこれ

LTシリーズ オプション 取り付けステー - ACTIVE

 

現在LT-Q6000Sを使い始めていていろいろわかってきたところですが、Ninja250SLのようなコンパクトなバイクにこのステーでステムマウントすると、どうも本気で走行する覆い被さるような姿勢の時にはGPSの電波を邪魔してしまうようで、パソコンで見た走行ラインがあり得ない軌跡を描くシーンが時々ありました。ただ慣熟走行時などのリラックスした体勢の時やサーキット以外の市街地での軌跡などは全く問題ないため本体に問題があるようにはみえません。今後マウントの位置をハンドル付近に変更したり、外付けのGPSアンテナを接続してみたり、いろいろ試してみたいと思います。